[記事数:1,202] 日本を元気にするキーワード、地域活性化×中小企業× ITのTips and Quotes(秘訣と引用文)
creative  link  memo 

「バフェット指標」とは?



20150507fujii-img01

バフェット指標 = 東証一部の時価総額 ÷ 名目GDP

20150714-00000002-zuuonline-000-1-view この指標は米国の著名投資家のウォーレン・バフェット氏が株式市場分析の尺度としたことからその名がつけられた。その算出方法はいたってシンプルで、上場株式の時価総額を国内総生産(GDP)で割るというものだ。この指標は1倍を基準として、株式市場に過熱感が出ているかを判断するもの。一般的に1倍を上回ると過熱感が出ていると判断する。

 株価の歴史的な流れに沿うと、米国では2001年ドット・コム・バブルが崩壊し、株価が急落した際には、このバフェット指標が150%弱ほどの水準だった。その後株価は下落傾向が続き、同指標は100%を割り込み60%台に近づく時期もあったが、2008年に向けてV字回復を遂げていたところにリーマンショックが襲い、再び株価が大きく落ち込んだ。

 高値圏にある現在のダウ工業株平均と、バフェット指標と照らし合わせると、リーマンショックの水準を超えており、株価は割高でいつバブルがはじけてもおかしくないというわけだ。

 一方、このバフェット指標を日経平均株価に当てはめた場合はどうなるだろうか。1989年に最高値を記録した際は、GDPとのかい離が最も大きく、結果としてバブルが崩壊、失われた20年に突入することになった。2007年のリーマンショックはアメリカが震源地だったが、この時の東証一部の株式時価総額はGDPを上回っており、バフェット指標の分析によると、株価の急落は起こるべくして起きた出来事だったといえよう。

 現在はアベノミクスで株価が大きく回復したと同時に、時価総額はGDPを上回った状態が続いている。

 日米ともに現在の株価はバフェット指標でみると、割高な水準となる。さらに、バフェット氏は米国の株式相場について「金利水準が通常に戻れば、割高にも見える」と語っている。

 その金利については、米連邦準備制度理事会(FRB)が、年内にも利上げに踏み切る公算が高いことから、日米ともに高値で推移する株価にとっては、バフェット指標が鳴らす警鐘に耳を傾ける時がきているのかもしれない。





FavoriteLoadingお気に入りAdd to favorites

コメントを残す