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「脱ページビュー主義」の本命は「コミュニティによる収益化」—有料サロン運営、7つのメリット



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コミュニティを形成し、マネタイズを実現する

脱ページビューを真面目に実現しているメディアとして「THE BRIDGE」をいい例にとることができるでしょう。彼らは会員制度を用意し、コミュニティを形成することでマネタイズを実現しています。

〈 会員制度は、スタートアップと法人特別の2種類で、合計150社が集まった。会員になれば、年8回のデモイベントへの招待、PDFにまとめられた月刊マガジンの配布、勉強会、などが提供される。

会費はスタートアップ会員は無料、法人特別会員は年15万円。50社限定の枠に対して、すでに30社を超える申し込みがある。広告協賛を追加した60万円のスポンサー会員には、フジ・スタートアップ・ベンチャーズ、インフィニティ・ベンチャー・パートナーズ、ニッセイ・キャピタルといった投資ファンドが並ぶ。(脱ページビュー主義 新経済ニュースアプリの挑戦  :日本経済新聞) 〉

驚くべきはページビューの少なさ。120万PVということは、ぼくのブログ(まだ東京で消耗してるの?)より小さいですが、売り上げは軽く倍以上はありそうです。

 

コミュニティから新たな書き手が生まれる

ぼくが編集長をしているビッグイシュー・オンラインでも「ビッグイシューオンライン編集長・イケダハヤトのブログ塾」というサロンを始めています。ぼくがブログ運営のコンサルティングをする10,000円の「マンツーマン・コンサルティングプラン」(5名)と、4,980円の「コミュニティプラン」の2つを用意。現在、72名の参加者がいます。

ここで何をしようとしているのか。裏の狙いを明かすと、ビッグイシュー・オンラインにかかわってくれるライター・編集者の育成を目的にしています。サロンに入ってライターとしてレベルを上げていただき、あわよくば、ビッグイシュー・オンラインに記事を投稿していただきたい、という狙いがあるのです。有料サロンは効率のいい仕組みだと思いませんか?

 

1. 収益性が抜群にいい

改めて、オンライン有料サロンのメリットをまとめてみます。「ビッグイシューオンライン編集長・イケダハヤトのブログ塾」というサロンを始めて2ヵ月ほどが経ちますが、月間25万円ほどの収益がサロンから発生。すでに年間300万円レベルなので、スタッフをひとり雇うこともできそうです。

ぼくは過去に有料メルマガもやりましたが、有料サロンのほうが明らかにマネタイズが楽だと感じます。手数料で見ても、有料メルマガはどこも4割くらい持っていくのに対し、Synapseは2割と良心的。さすが田村健太郎さん(Synapse代表)は著者の気持ちをわかっています。

2. 勝手にコンテンツが生まれる

加えて、有料サロンはそこまで大きな負荷がかかりません。なぜかといえば、ユーザーが勝手にコンテンツを作ってくれるからです。

たとえば、「livedoor? はてな? おすすめのブログサービスは結局どこなの?」というスレッドに対して、あるサロンメンバーが「移転を考えているんですが、やっぱりアクセスは下がるんでしょうか?」という質問をしました。それに対して、某有名ブロガーが以下のような回答を付けてくれたのです。

〈 私は4ヵ月前、アメブロ(1000記事くらいストックあり)からライブドアに移転しました。最初はPVが下がって心配でしたが、徐々に上がり以前の5~6倍くらいです。固定の読者さんはそれなりについてきてくれて、改めて仕切りなおすチャンスにもなり、それによって新規の方が入ってきてくれる感じがします。 〉

このように勝手に有益なコンテンツが集まってくるわけですから、すばらしい。

3. ユーザー同士のコミュニケーションが生まれる

サロンでは上でも紹介したとおり、「ユーザー同士の交流」が生まれるのも大きなメリット。有力なサロンになると、ユーザー同士が勝手にサロンオーナー抜きでオフ会を開催しているらしいです。うちも200人くらいまで伸びてきたら、いろいろな「部活」をつくろうと思っていたりします。

4. 炎上することがない

サロンに入っている方々は、良くも悪くも、ぼくの活動や発信している内容に共感している人が多いです。ぼくのこと大嫌いな人間が、月額5,000円も払わないですから、何を書いても炎上しない空気があるように感じています。

ぼくの場合はあまり関係ないですが、たとえば「原発」「生活保護」「LGBTs」などなど、社会的に燃えやすい繊細なテーマを扱っているライターの方は、有料サロンを持つと捗る気がします。

5. コンテンツを蓄積できる

意外かもしれませんが、フェイスブックグループはコンテンツを蓄積しやすい空間でもあります。ぼくのサロンでは、これまでの投稿を「リンク集」というかたちで管理・運用しています。

初めてサロンに来た人でも、この目次を見れば過去の議論にいつでも遡ることができます。質問があれば書き込むことも可能です。そのたびにスレッドが再浮上するので、また新鮮なコミュニケーションが始められます。

6. コンテンツを書籍化など別のかたちでも流用できる

将来的には、サロン内のコンテンツを電子書籍にしようと企んでおります。だいぶ昔に前述の田村さんが言っていた気がするんですが、サロンって実は出版活動なんです。コミュニティで1冊の本を作っているような感じというとわかりやすいでしょうか。

むろん、蓄積されたコンテンツの活用は電子書籍にかぎりません。講座・セミナーの資料にしてもいいでしょうし、サロンのコミュニケーションをブログ記事に編集しなおしてもいいでしょう(梅木さんがたまにやっているように)。

7. サロン運営は純粋に楽しい

なにより、サロンの運営は純粋に楽しいです。まだまだ色々な可能性があるはずで、次世代のコンテンツやメディアのあり方は、サロンから生まれると本気で思っています。まずはビッグイシュー・オンラインのライターを発掘することから始めたいですね。

こちらから「お題」を投げて、サロンメンバーに記事を書いてもらって、いいものを編集して掲載する(報酬あり)・・・のようなコミュニティ型のクラウドソーシングもありでしょうし、いろいろ妄想が広がって楽しいわけです。現状、Synapseはサロン開設においてベストなプラットフォームだと思います。

Salonde」など、ぼちぼち他のプラットフォーマーも出てきていますが、長年この分野をスプーンで穴を掘るようにコツコツ攻め続けてきたSynapseにはなかなか敵わないと見ています。手数料の低さと決済まわり、コミュニティ運営のサポートを考えると、自分でシステムを持つより合理的です。ぼくのサロンはしばらく募集停止ですが、気が向いたら再開しようと思いますので、気になる方はどうぞ。





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